烏鷺光一の「囲碁と歴史」

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明治村一丁目の建物 2

 西郷隆盛の弟で、陸・海軍、農商務、内務等の大臣を歴任した西郷従道の邸宅が、明治村に移築されています。
 明治10年(1877)代に東京上目黒の自宅に建てられた洋館は、在日外交官の接客の場として、広大な敷地の中で本館とは別に建てられたものだそうです。
 フランス人建築家レスカスの設計と言われ、半円形に張り出したベランダが特徴的ですが、軽い瓦や銅板葺きの屋根で、壁の下の方にレンガをおもりとして埋め込むなど、耐震性能を高める工夫がこらされています。

西郷従道邸
西郷従道邸

室内
室内

 皇居の「二重橋」は、堀や石垣が高く、橋脚を建てることが困難であったことから江戸時代、橋の下に支えのために、もう一つ橋を設け二重としことにより、そう呼ばれたそうで、明治21年(1888)に、新しい鉄橋に架け替えられると、手前の橋と重なって二重に見えたことから、引き続き「二重橋」と呼ばれています。明治村には、明治時代に架けられた鉄橋に設置された四基の鉄製の飾電燈の一つが移設されています。
 飾電燈は橋とともにドイツで作られたもので、典型的なネオ・バロック様式となっています。飾電燈をはじめ皇居内に電気を送るため、麹町に発電所が建設されたと伝わっています。

二重橋飾電燈
二重橋飾電燈

 明治維新後、新政府は東京と京都の間を結ぶ鉄道設置を構想。明治5年(1872)には新橋・横浜間に初めての蒸気機関車が走っています。明治8年には神戸工場で国産第一号の客車が製造されますが、これはイギリスから輸入した走行部分に国産の木材の車体を載せて造られたもので、蒸気機関車自体の国産第一号は明治27年(1894)に製造されたと伝わっています。
 一方、レールなどの鉄道施設についても、当初は輸入品が使われていましたが、これらも国産化に成功しています。明治22年(1889)に、東京都品川区大井町に建てられた「鉄道局新橋工場」は、日本で製作された鋳鉄柱、小屋組鉄トラス、鉄製下見板、サッシ等が使われていて、屋根は銅板で葺かれています。
 輸入した部材に倣って、フィート・インチで設計されていますが、初期の国産鉄造建築物として、当時の我が国の技術水準を知る上でも貴重な資料となっています。

鉄道局新橋工場
鉄道局新橋工場

 「鉄道局新橋工場」の中には、明治天皇の御料車(6号御料車)と、昭憲皇太后の御料車(5号御料車)が設置されています。
 御料車とは天皇・皇后・皇太后・皇太子のための特別な車輌のことで、華麗な内部の装飾が見事な乗り物です。

明治天皇・昭憲皇太后御料車
明治天皇・昭憲皇太后御料車

明治村:愛知県犬山市字内山1番地
  西郷従道邸 : 一丁目8番地
  二重橋飾電燈 : 一丁目11番地
  鉄道局新橋工場 : 一丁目12番地
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| 明治・大正時代 | 07:00 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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