烏鷺光一の「囲碁と歴史」

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大中寺の碁盤

 沼津市の大中寺には、臨済宗中興の祖・白隠禅師が使われたと言われる碁盤と、大正天皇が使われたと言われる碁盤が残されています。

 江戸時代、白隠禅師が住職を務める松陰寺と同じ宗派である大中寺に、白隠禅師は度々訪れ、住職とよく囲碁を打っていたと伝えられています。
 大中寺には江戸時代の碁盤が残されて、裏書などはありませんが、おそらく、白隠禅師が使われた碁盤ではないかと考えられています。

白隠禅師が使われた碁盤
白隠禅師が使われた碁盤

 皇室とゆかりの深い大中寺で、昭和10年に照宮成子内親王(当時10歳)がお成りの際、恩香殿に、皇室ゆかりの品々が並べられたそうです。その中に碁盤があり、内親王は碁盤の上にあがり遊ばれたため、それを目撃した当時8歳であった医王寺定信和尚は、なんておてんばな方だと思われたそうです。ただ、天皇家では「着袴の儀」で碁盤から飛び降りる儀式があり、内親王にしてみれば特別な行動ではなかったのかもしれません。
 寺では、この時の碁盤は、大正天皇ゆかりの碁盤と伝わっていたそうですが、箱書きには大正10年に岡田氏寄贈と書かれていたため、ご住職は、その話に信ぴょう性があるのかわからなかったそうです。
 ところが、医王寺定信和尚より内親王お成りの際の話を聞き、確かに碁盤が皇室ゆかりの品であることの確信を持ったそうです。
 おそらく、寺には立派な碁盤が無かったため、天皇お成りの際に檀家から寄進を受けたのではないかとの事でした。

大正天皇が使われた碁盤
大正天皇が使われた碁盤

 どちらの碁盤も一般公開されておらず、今回、ご住職に無理をいって拝見させていただきました。大変ありがとうございました。

静岡県沼津市中沢田457
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